2002年8月10日

裁判の進行状況


 

■8月1日までの裁判状況について、支援者会が得ている状況を下記にお知らせします。

1. DNA鑑定
被告・伊藤医師側が、DNA鑑定人押田教授を鑑定にふさわしくない人物として、裁判所に対し忌避申し立てをしていた件は、大坪裁判長が7月16日に却下した。

 8月1日の準備裁判(非公開)では、被告・伊藤医師側から、次の要求がなされた。

「DNA親子鑑定が行われるとは承知していない。亡久保幹郎本人と特定するためには、本人の遺髪と、既提出の臓器との間で、DNA鑑定をやってもらいたい。あるいは、亡久保幹郎の弟との間でやってもらいたい。」

 なぜDNA親子鑑定による本人の特定が不合理であり、遺髪、もしくは2親等である弟君との間がふさわしいかについて、被告側からは何の説明もなかったとのこと。

 この申し入れに対し、大坪裁判長は、「私は途中から裁判を引き継いでいるが、DNA親子鑑定がされると聞いている。そうではなかったのですか」と疑問の声をあげた。そして、この遺髪・弟君との間による被告側DNA鑑定申し入れを却下した。よって、DNA親子鑑定は継続される。

 押田教授から裁判所に対し、DNA親子鑑定の正式結果報告は、年内いっぱいかかる可能性があると連絡があった。

2. 10月の裁判

非公開の準備裁判は8月までで、10月から公開裁判となる。

10月18日(金)2時からの裁判は、ジープおよび現場の検証が行われる。まず裁判所地下駐車場において、ジープの検証が行われる。次に、原告側が撮影してきた三ッ沢交差点のビデオが小会議室において行われる。
(この小会議室の傍聴人収容可能数は10人程度のため、多くの参加者があった場合、中に入れません。しかし、ジープの検証は、地下駐車場で行われるため、こちらは見学できます。なお、裁判終了後、弁護士による説明会がありますので、ぜひ、ご参加ください。)

10月25日(金)1時半からの裁判は、110番通報を受け、パトカー保土ヶ谷2号で現場に駆けつけた警察官2人(M巡査部長・A巡査長、当時)への証人尋問が行われる。
(部屋番号は未定ですが、こちらは広い法廷で行われるので、多人数の傍聴が可能です。)

以上

支援者会


ページのトップへ
ホームに戻る