葬儀社員・高橋栄行氏証人尋問調書

従来、このHPで「藤尾正之」の仮称でご紹介してきた葬儀社社員・高橋栄行氏は、 保土ヶ谷の一審判決を聞くことなく、亡くなられました。以後、実名記載に切り替えます。

■本人尋問調書
■解説

テレビ朝日「ザ・スクープ」で鳥越キャスターの質問に答える高橋氏(平成14年4月12日放送)


平成16年7月23日

宣誓
良心に従って真実を述べ
何事も隠さず、
偽りを述べないことを
誓います。
氏名 高橋栄行

原告ら代理人(大野)
甲第8号証の12を示す

被告神奈川県ら代理人(金子) 被告伊藤代理人 被告神奈川県ら代理人(金子) 裁判官(萩原) 以上


【解説】
高橋証言のポイントは次の通り。 高橋証言について、横浜地裁・土屋裁判長は、は次のように判断している。 「前記(1)ア(エ)の認定」とは「高橋の応援要請を受け、北原葬儀社の関連会社である草深と倉田が来署し、高橋は葬儀の準備のため保土ヶ谷署を離れた。(判決文P37)」を指すものと思われる。

裁判官は、自ら言っている事の意味が分かっているのだろうか。斉藤巡査部長の紹介で高橋氏が遺族と会ったのは午後6時過ぎである。そして、6時半頃に葬儀の準備のため、高橋氏は遺族を伴い、 保土ヶ谷署を出発した(遺族は保土ヶ谷署で調書を取られていたのだから、調書終了以前に保土ヶ谷署を出発することは有り得ない)。高橋証言を「虚偽」とまで言うなら、2時半頃、高橋氏が別の場所に居たという反証を挙げる必要があるだろう。 6時過ぎの事を持ち出して、2時半頃の証言を否定するとは、どういうことだろうか?

なお、高橋証言を否定するもう一つの根拠として、判決文は草深・倉田による運転日報(乙B第2号証の2)の記載時間を挙げたが、 控訴審に入ってまもなく、この運転日報は、裁判所に提出されたものとは別にもう一通が存在することが確認された。(「2通の運転日報」←参照) 運転日報が警察の意のままに作られていたことは、容易に察せられる。


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